ロスアンジェルスの日本料理店「その文化人類学的研究」

刊行年月1985年6月
著者名石毛直道,小山修三,山口昌伴、栄久庵祥二
刊行者名(株)ドメス出版

アメリカにおける日本料理の流行を,文化変容という視点から読み解いていく。アメリカの日本人コミュニティやエスニック・ビジネスの歴史を概観しながら,献立や料理,店構えや道具立てがどのような変化をきたし,アメリカ人に受容されているのかを明らかにしながら日本食のイメージについても論じている。食品会社や料理人のインタビューも多数収録。

 

自選著作集での説明

世界的な日本料理ブームを受け,1980年に小山修三,山口昌伴,栄久庵祥二さんとわたしの研究チームは「アメリカにおける日本食の研究-文化輸出の事例研究」という題目でトヨタ財団の研究助成をうけ,ロスアンジェルスで現地調査をおこなった。わたしたちが知りたかったのは「なぜ,アメリカ人が日本食を食べはじめたのか」ということであった。約50軒の日本料理店を訪れて調査をし,69項目におよぶアンケート票を約600人のアメリカ人から記入してもらった。その調査をまとめたものである。結果は学会で発表し,3編の論文を寄稿したうちの一つ「日本料理の実態とイメージ」をわたしが執筆した。