食文化研究における業績

「食の文明論研究」

世界諸地域の食事文化とその比較研究を行い、また全世界的人類史的な視野で食の文明論を展開した。

▶主たる著作『世界の食事文化』『食事の文明論』『食卓文明論』

「地域の食文化研究」

地域の環境、生産物、食材獲得から食事まで価値観も包括して、諸地域の食文化について研究した。

▶主たる著作『ロスアンジェルスの日本料理店』『魚醬とナレズシの研究』『麵の文化史』『モンゴルの白いご馳走』

「世界の食文化MAPの作成」

他の研究者と共同で世界の地域の伝統的な主食・副食・調理法・調味料・酒などの分布をまとめて食文化地図とした。

▶MAPが掲載された著作『Energy』31号『世界の食事文化』『週刊朝日百科 世界の食べもの』『講座 食の文化』『論集 酒と飲酒の文化』

「出版の企画・監修」

世界の食文化と、食文化研究の成果についてまとめあげる監修も手がけた。

▶監修を手がけた著作『週刊朝日百科 世界の食べもの』『講座 食の文化』全7巻 『世界の食文化』全20巻

「研究組織・体制つくり」

学際的な食文化研究の場を立ち上げて、多くの分野の研究者達をリードした。食文化研究が認知され博士号を取得する若い研究者も出るようになった。

▶主たる取組国立民族学博物館共同研究 食の文化シンポジウム 食の文化フォーラム

「食文化の普及」

世界の食文化や、食文化研究の視点について、専門的な著作ばかりでなく,エッセー、TV、雑誌、新聞等の媒体や講演などを通じて、一般の方にも親しみやすく、わかりやすく解説して広く社会に食文化の奥深さ・おもしろさを伝えた。

▶主たる著作『食生活を探検する』『食いしん坊の民族学』『食べるお仕事』『食卓の文化誌』『飲食文化論文集』『石毛直道自選著作集』全12巻

「世界の食に関する写真撮影」

石毛直道以前の民族学研究者にとって写真はまだ補助手段であった。正確かつ詳細な見取り図を描くのが研究に有効とされた。石毛直道の時代にはフィルムも徐々に安価になり良質な写真が撮れる状況になった。写真は見取り図と違い、被写体周辺の意図せぬ情報もとれることがメリットである。

▶公開場所 写真アーカイブス